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2013.09.19 
第3回 医療と産業の国際交流シンポジウム in関西

2013年9月7日、一般社団法人医療国際化推進機構http://imsaj.com/の主催で、経済産業省近畿経済産業局並びに在大阪ベトナム社会主義共和国総領事館 中華人民共和国駐大阪総領事館のご後援を賜りまして、「第3回 医療と産業の国際交流シンポジウム in関西」が大阪で開催されました。

はじめに、経済産業省製造産業局 生物化学産業課長 江崎禎英様より、わが国の再生医療は研究レベルでは世界のトップクラスにあるものの、再生医療製品の実用化は欧米や韓国と比較し著しく劣るため、今後推進するため必要な制度改革を中心に、主に政府側の取組みについて詳しくご紹介戴きました。

次に、一般社団法人 Medical Excellence JAPANhttp://www.medical-excellence-japan.org/jp/理事長、日本病院会名誉会長、日本病院共済会代表取締役でもいらっしゃいます、山本修三様にご講演いただきました。国の成長戦略の一つと位置付ける医療産業拡充のための日本版NIHの創設のお話、MEJが担う官民一体となった医療の国際展開の一元的事務局機能についてご紹介戴きました。既に欧米や韓国では同様の取り組みを戦略的に進めていて「確かに日本は後発であるが、しかし日本の医療サービスや医療従事者のホスピタリティは海外で高く評価されている。それを強みに今後展開する旨、国・地域に合ったパッケージを構築していく」と語っておられました。

最後に、社会医療法人財団エム・アイ・ユーhttp://www.asada-hp.or.jp/麻田総合病院理事長 麻田ヒデミ様に検診事業についてお話しいただきました。年間10万例の検診のデータをあらゆる角度から分析をなさっています。また同病院ともつながりの深い中国ではすでに健診事業をビジネスととらえており、検診実施からデータの活用など事業全般のコンサルタントの希望が多いこと、検診は、医療機器、薬品会社と共に周辺産業との連携が不可欠であり、大きなビジネスチャンスでもあること、健診事業は日本の医療産業をパッケージ化して輸出するために有効であることなどを、熱弁戴きました。

講演終了後、それぞれの講師の方へは、各セッション終了時にたくさんの質問が飛び交いました。次の開催内容や予定を尋ねる方、質問の時間をもう少し伸ばしてほしいなどのご意見も頂きました。

弊社は今回も主に受付接遇を担当させていただきました。
このような学術的でハイレベルなシンポジウムのお手伝いをできますことをメンバー一同、心から御礼申し上げます。有難うございました。

【講演風景】
第三回国際交流シンポジウム 073.jpg

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